脳梗塞・脊髄損傷クリニック

投稿者名:Dr. 貴宝院 永稔 [Kihouin Nagatoshi]

脳卒中や脊髄損傷の後遺症を抱える患者様へ。リハビリテーション専門医として神経再生リハビリ®に力を入れています。SNSでも情報や症例を積極的に発信中です。ぜひご覧ください。

アテローム型脳梗塞が引き起こす高次脳機能障害
脳卒中

アテローム型脳梗塞が引き起こす高次脳機能障害

高次脳機能障害とは脳が障害された際に生じる、麻痺やしびれなどの身体症状とは別の、言語や思考などの知的能力に対する障害です。脳梗塞などの脳血管障害で生じることが多く、特に広範囲の梗塞を起こしやすいアテローム型脳梗塞では注意が必要です。そこで、この記事ではアテローム型脳梗塞が引き起こす高次脳機能障害について解説します。

幹細胞治療の投与量などから安全性を考える
リハビリ・その他

幹細胞治療の投与量などから安全性を考える

幹細胞治療を含む再生医療はどんどん注目を浴びていますが、実施するにあたって安全性の確保は必須と言えます。一口に幹細胞治療といってもどの組織からとるのか、どの程度培養するのかなどの情報は重要となります。この記事では当院での具体的な方法も述べながら、投与速度や採取方法について述べていきます。

言葉が詰まる理由:構音障害と失語症の医学的背景
脳卒中

医学的背景から見る構音障害と 失語症 の言葉が詰まる理由とは

言葉をうまく発せられない場合、構音障害もしくは 失語症 の可能性があります。構音障害は、声を出すための喉の筋肉などの器官がうまく働かない場合に起こり、失語症は大脳の中で言語をつかさどる言語中枢といった部分が障害された場合に起こります。今回の記事では、この構音障害と失語症について、違いについても触れつつ解説していきます。

リハビリ・その他

痙縮(けいしゅく)リハビリについて解説

痙縮(けいしゅく)とは、筋肉が過度に緊張し、手足の動きが制限される、または意図しない動きが起こる状態を指します。脳卒中の後遺症には、よく見られる症状の一つです。例えば、手の指が常に握られた状態で開きづらくなったり、肘が自然に曲がったり、足の先端が足の裏側に向かって曲がるなどの動きが現れます。

リハビリ・その他

急性期リハビリテーション患者様のための基礎知識

急性期リハビリテーションとは、骨折や病気なども含め発生した直後、またはその治療と同時に実施されるリハビリのことを言います。通常、このリハビリテーションフェーズは発症後数日から約1ヶ月の間に展開されることが多いです。近年では早期から開始することが推奨されています。

リハビリ・その他, 脳卒中

自宅でできる高次脳機能障害のリハビリ

高次機能とは、大脳で営まれる様々な機能のことで、知覚、認知、記憶、注意、判断、情動、言語、行為などが高次脳機能に含まれます。日常生活や社会活動で必要なスキルや能力に直結しています。高次脳機能が損傷すると無意識でできていたことができなくなる場合もあります。

リハビリ・その他, 脳卒中

感覚障害のリハビリ徹底解説

脳梗塞に起因する感覚障害は、適切なリハビリを通じて回復の道を歩むことが可能です。運動障害と併発して感覚障害が発生している場合には、通常は両方を対象としたリハビリが実施されます。リハビリの効果は、年齢や障害の重度によって変動しますが、早い段階からのリハビリの介入での改善が期待されます。

リハビリ・その他

回復期リハビリテーション患者様のための基礎知識

回復期リハビリテーションでは、患者様の回復能力が高まるため、集中的なリハビリテーションが特に有効とされています。そのため、この時期に特化した専門医療機関も国内各地に設けられています。そして、患者様が朝から夜まで過ごす入院生活全体を一つの大きなリハビリとして捉えます。

脳卒中の発症率と死亡率や最新治療
脳卒中

脳卒中の発症率と死亡率や最新治療

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血からなる脳卒中は、日本全国で110万人をこえる患者様がいて、年間10万人以上が命を落とす疾患です。急性期治療の進歩により救命率は格段に向上し、後遺症に対する治療が課題となっています。再生医療が持つ、新たな治療としての可能性に注目が集まっています。

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